・休日、休暇について
休暇とは、本来労働日ではあるが、労働義務を免除された日をいいます。労働基準法に基づく休暇としては、年次有給休暇、産前産後休暇、生理休暇があります。また「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(以下、育児・介護休業法といいます。)に基づく、育児休暇、介護休暇。さらには就業規則により定めらている、結婚休暇、忌引休暇、傷病休暇などがあります。
・セクハラ、パワハラについて
セクハラとは、一般的に「相手の意に反する性的な言動で、この言動に対する相手の対応によって、仕事を遂行する上で、一定の不利益を与えたり、就業環境を悪化させること」を指すとされています。
一方、職場におけるセクハラについて定めている男女雇用機会均等法では「職場において行われる性的な言動に対する雇用労働者の対応により、労働者がその労働条件につき、不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業規則が害されること」と規定しています。
パワハラとは、上司が職務上の権限を濫用して嫌がらせを行うことをいいます。
上司が部下に対し、業務上で嫌がらせを行う、罵倒・侮辱・嘲笑する、不必要な仕事を指示して行うなど様々な類型があります。
・給与について
給与とは、労働基準法によると賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのもの
と定められています。
災害見舞金などの任意的・恩恵的なものは原則として給与とはみなしません。
ただし、就業規則や労働協約等によってあらかじめ支給条件が明確なものについては給与とみなされます。
・労災について
労働災害(ろうどうさいがい、労災)とは、労働者が業務中、負傷(怪我)、疾病(病気)、障害、死亡する災害のことを言う。広義には、業務中のみならず、通勤中の災害も含む。狭義には、負傷(や負傷に起因する障害・死亡)のみを指す用語として使われ、疾病(や疾病に起因する障害・死亡)は指さないことも多い。
・年金について
終身または一定期間にわたり、毎年定期的に一定の金額を給付する制度のもとで、支給される金銭。
また、老齢・障害・死亡などを保険事故とし、被保険者や遺族の生活保障を目的とする年金保険制度のこと。
国民年金・厚生年金・共済年金などの公的年金と、企業年金・団体年金、個人年金などの私的年金とがあります。